はじめなければ、はじまらない

何かを始めようと思う時、あなたはまず何を思いますか?

たとえば
転職をしたいと思ったり
新たな習い事をしてみたいと思ったり
留学をしてみたいと思ったり

そんなふうに、自分が今いる場所から新たな場所に足を踏み入れたいと思った時、
何を思い、どう行動するかは人それぞれです。

「自分にそんなことができるのだろうか」と思って断念する人もいれば

「しっかり調べて完璧に準備してから踏み出そう」と思って一旦踏み止まる人もいれば

「とりあえず思いつくことからやっていこう」と思って、考えることはそこそこにして行動し始める人もいますね。

現状に踏み止まれば、リスクを回避できるかもしれませんが、現状や自分自身に不満がある場合は、それを解消して自信につなげることは困難です。

完璧に準備しようと思うことは大切ですが、その反面どこまで準備したら動き出して良いのか分からず、なかなか動き出せないまま数年、もしくは数十年経過してしまうこともありますね。

とりあえず思いつくことから行動してみると、後から抜け漏れに気づくこともありますが、今自分が置かれている状況を変化させることはできます。

皆さんはどうでしょうか?

私の場合は、心配性なので、本当は完璧に準備したいタイプです。
しかし、完璧に準備したと思っても実際には役に立たなかったり、想像もしていなかったような問題が発生したりして、完璧な準備というのはあり得ないのだなと実感することも多いです。

そして、準備段階で思いつかなかったような問題は、発生したタイミングで対処しなければならないことなのですが、逆に言えばその時にどうするか考えて対処すれば乗り切れるということでもありますね。

ですので私は、準備期間と実行日を予め決めてしまうようにしています。
準備期間のうちに想定できるリスクの洗い出しや、それについての策を用意し、できれば複数名に相談します。
そして実行日が来たら、決めたことを実行してしまいます。

実行して初めて想定の甘さに気づいたり、ここが足りないという部分が浮き彫りになることは、やってみたから気づけることでもあります。

だから、実行後に発生した問題について、事前に気づけなかった自分を責めて後悔することはありません。
反対に、自分の経験値の引き出しが増えたと思うようにしています。

後から後悔するのが怖くて動き出せない。
もしうまくいかなかったら、それを受け止める自信がない。

こういった相談をされることがよくあります。
それに対して私はこう思います。

後悔とは「このやり方だとうまくできなかった」という気づきであり、それはあなたの経験値の引き出しを埋めてくれる価値あるものです。
そして、そのやり方だとうまくいかないのなら、別のやり方を探り、ひとつひとつ試していけば良いだけです。

そして、うまくいかなかったという事実にあなたが直面しているとしたら、それはあなたが何かに挑んだということであり、能動的に生きた証だと思います。

つまり、うまくいかなかったという経験自体が、あなたの価値を証明する素晴らしいことなのだと私は思うのです。

はじめなければ、はじまりません。
自分の意思で何かを始めることは、不安も伴いますし、勇気も必要です。

だから、そんな不安を抱えつつ踏み出したい方を、私たちはいつも応援しています。