自分の感情に気づこう

友人が私のことを嫌っている。
上司がフォローしてくれない。
恋人が優しくない。
先生が他の子ばかり気にかける。
母が私のことを理解してくれない。

たとえばこんなふうに思うことってありませんか?
その時、自分の感情はどうなっているか、気づいていますか?

悩んでいることについてみなさんが話す時、
自分以外の誰かを主語にして話すことが多いように思います。
その時、こんなふうに問いかけてみてほしいのです。
「私はどんな気持ちなの?」と。

私は苛立っていた。
私は心細かった。
私は寂しかった。
私は悔しかった。
私は悲しかった。

というように、自分を主語にして考えてみてください。
そこには必ず自分の感情があるはずです。
でも自分の感情に気づくことって、実はなかなか難しいのです。
そのため、ついついスルーしてしまいがちです。

そんなことを繰り返すうちに、自分の感情を大事にしなくなってしまいます。
そして、自分がその瞬間どう感じているのかも、よく分からなくなってしまいます。
自分の感情が分からなくなってしまったら、自分のことを大切にするのも難しくなりますよね。

だから、自分の感情に気づいたら
自分自身が100%共感してあげてほしいのです。

ムカつくよね。
心細かったよね。
寂しかったよね。
悔しかったよね。
悲しかったよね。

そんなこと思ったらいけないとか、
そんなことを感じるなんてどうかしている、などと
自分の感情を否定しないでくださいね。
どんな感情も、否定する必要なんて全くないのですから。

自分のことを誰よりも大切にできるのは、自分自身なのではないかと思います。