苦手なことをやってみる

皆さんは、苦手なことってありますか?
私はたくさんあります(苦笑)

車の運転、お裁縫、絵を描くこと、球技、水泳、ダンス、ジェットコースター、資料を図化すること、瞬時に言いたいことを伝えること、大勢の人の前で喋ること......

私の場合、苦手なことは次の2パターンです。
苦手だから挑みたいこと。
苦手だからやりたくないこと。

私はどちらを選択する場合もあるのですが、
今回はこれまで私が苦手だから敢えてやってみたことと
それによってどうなったかをお話したいと思います。

上述のように、私の苦手なことのひとつにダンスがあります。
しかし大学生の頃、親友が突然、2人でチアダンス部を創部しようと言いました。

親友も私もチアダンスの経験などありませんし、私に至っては、苦手なことランキングベスト3にダンスがランクインしているほどでした。
しかも、当時私たちの大学になかった部活を新たに創るなどということが、親友と私の2人でできるのだろうかと思いました。

それに加えて私は子どもの頃から、極度の上がり症でした。
授業中に挙手することも、みんなの前で話すことも苦手でした。
そんな私がチアダンス部を創部し、大勢の前で踊るなど、とんでもない苦手に挑戦することだなと思いました。

でも、苦手なことをやってみたらどうなるのか、試してみたくなったのです。
だから、親友と2人でチアダンス部を創部することにしました。

そして創部から約1年半後には「ALL JAPAN CHEER DANCE CHAMPIONSHIP」という全国大会に出場することができました。
結果は、出場チーム中なんと最下位!
にも関わらず、とても清々しい気持ちでした。

私自身のダンスのレベルはものすごく低かったですし、そんな自分がチアダンスを踊っていたことは、傍から見たら「痛い人」だっただろうと思います(笑)
ですが私にとっては、そんな自分を堂々と晒せたことが嬉しかったのです。

そして、苦手なことに取り組んだ経験によって、いくらか自信が持てるようになったのです。
それは、上手くできるという自信ではありません。
苦手なことにも挑める自分がいるということの自信です。

学生の時だって、社会人になってからだって、多くの「苦手」に直面しますよね。
そんな時「上手くできないから」「自信がないから」「失敗したら恥ずかしい」と不安になったり躊躇することが多いですよね。

上手くできる自信もあったら良いけれど、私がもっと大切にしているのは、そっちではない方の自信です。
誰よりも下手くそかもしれないことに挑戦できる自分に、胸を張れたら良いなと思うのです。

相談に来て下さる方も、上手くできないから、苦手だから踏み出せないと多くの方が仰います。
でも、上手くできなくても、苦手なままでも良いのではないかと思うのです。

上手くできないと思っている方が、そのことに踏み出した時の表情と、その後の変化を私はたくさん見てきました。
私は、みなさんがその一歩を踏み出すことを応援したり、見守っているのが好きなようです!

今回は、苦手なことに挑むことを書きましたが、
また別の機会に、苦手だからやらないことについても書きたいと思います。