道のりを楽しむ

目的地までの道のりを楽しむ。
これは、人生も同じではないかなと思います。

早く目的地にたどり着きたい。
迷わずに進みたい。

そんなふうに思ってしまうけれど、
早く正確に目的地にたどり着くことだけが
唯一の素晴らしい方法というわけではないように思います。

でも、皆さんの相談を聴いていると、
早く、迷わずに、目的地にたどり着かなければと焦っているように感じることがよくあります。
そして、多くの方が、自分と誰かと比べています。

「あの人の方が早く歩いている」
「もっと高い山に登っている人がたくさんいるのに、私はこんなに低い山も登れない」
という具合に。

その時の目的地は
第一志望の会社に就職することだったり
試験に合格することだったり
スポーツで優勝することだったり
誰かとうまくつきあうことだったり

でも、目的地に到達することだけが価値なのでしょうか?
途中で方向転換したくなったら、それだって良いですよね。
目的地を目指してどんなふうに進んだかという道のりの方が、もっと大きな価値のように私は感じるのです。
歩き出した道の先で、その人にしか見えない景色があるはずなのですから。

どんなに頑張ったとしても常にその時目指した目的地にたどり着けるわけではないし、
たどり着いた後に、やっぱりここじゃなかったなんて思うことだってありますね。

そんな時
回り道の途中の見えた景色
思いがけず拾ったもの
助けてくれた人
たどり着きたくて必死に頑張った自分
不安で泣きそうになった自分

そんなものもまた、大切な道のりの一部なのではないかなと思うのです。
だから、早く早くと焦らず、今の自分の道のりを、楽しみながら進めば良いのではないかと思います。
その道の途中に落ちている宝物に気づかずに通過してしまうのは勿体ない気がします。

あなたは今、あなたの人生の道のりを楽しんでいますか?
もし楽しめていないと感じるなら、私たちと一緒に、それを模索しませんか?