今の仕事が好きですか?

あなたは、今の自分の仕事が好きですか?

デジタルメディア事業を行うキュービックという会社の調査によると、今の仕事を好きと答えた人の割合は38%、好きではないと答えた人の割合は27%、普通と答えた人の割合が35%だったそうです。
好きなことを仕事にしたい、とよく聞きますが、今の仕事を好きだと思えている人の割合はそれほど多くないようです。

確かに、好きなことを仕事にできるとも限らないし
好きな仕事のなかにだって、嫌いだったり苦手だったりする仕事だってあるでしょう。
そして好きな仕事に就いたのに苦痛になってしまうことだってありますね。

私のことをご存じの方はお気づきかもしれませんが、私は今の仕事が大好きです。
仕事をしていること自体が好きなのかもしれません。
カウンセラーという仕事だけではなく、学生の頃からのアルバイトも含め、どの仕事も楽しんでいたように思います。
向いていない仕事、うまくできない仕事もありましたが、どんな仕事をやっても仕事の中に自分が工夫できることを探すことが楽しかったですし、その仕事の中で自分の特性を生かすにはどんなやり方が良いか考えるのが好きでした。

「どうやったら今の仕事を好きになれますか?」と聞かれたら、私はこう答えます。
今の仕事を好きになると決めることだと思います、と。

自分の仕事に対して不満がある時は、悪いところばかりに注目してしまっていることが多いものです。
しかし、好きになると決めて好きなところを探し始めると、今の仕事の好きなところが見えてくるものです。
同様に、今の仕事を楽しもうと決めると、楽しくするための工夫が見えてくるものです。

京セラの創業者の稲盛和夫さんの本を以前読んだ時、「天職とは見つけるものではなく自らつくるものである」といった内容が書かれていて、強く共感しました。
どんな小さな仕事、僅かな作業であったとしても、それを追及してコツコツ励んでいくと、それは洗練されて天職になるといったことが書かれていた記憶があります。

もし、どんな仕事をしてもこれじゃない、楽しくないと思ったら
よし、この仕事を楽しんでみよう!
よし、この仕事を誰よりも好きになってみよう!
そう決めてみるとどうなるか、試してみてください。
きっと、何か発見が得られると思います。

さて、今回は今の仕事を好きになる方法として、私が思っていることを書かせていただきました。
しかし、今の仕事にどうしても向いていない、絶対に好きになれないと思った時は、別の仕事を探すことも、やはり大切だと思います。
仕事を変えたら仕事が好きになったという方もたくさん見てきましたし、やはりその方の特性に合う仕事、合わない仕事というものはあるように思います。
ですので、今の仕事がどうしても向いていないから仕事を変える、という選択を取れることも、大事なことだと思います。

今の仕事の中に好きを見つけるお手伝いも
新たな仕事に向かうためのお手伝いも
どちらも私の大好きな仕事です。

もし働くことについて不安を抱えている方は、良かったら私たちとお話してみませんか?