怒りは力に変えられる

学校や仕事、友人関係、家族関係など、様々な環境のなかで、理不尽だなと感じて怒りが沸いてくることってありませんか?

怒りは誰もが持つ、自然な感情です。
強すぎる怒りをコントロールすることも時には必要ですが、
怒りは自分が行動するための原動力になることも多いと思います。

さて、皆さんは怒りを感じた時、どうしていますか?
私の場合は2つの方法で怒りの感情と向き合っています。

1つ目は、ストレスコーピングなどを用いて対処することで怒りを発散させる方法です。
そして2つ目は、怒りをエネルギーに変えて、自分の目指す方へ向かって行動する方法です。

今回は、2つ目の方法について、私が実践していることをお伝えしたいと思います。

たとえば、今までこんなことを思ったことはありませんか?
「学校の先生の教え方が悪いから成績が上がらないんだ」
「上司がサポートしてくれないせいで、私は力が発揮できないんだ」
「同僚ばかりひいきされて、私はないがしろにされている」
「お金持ちの子は欲しいものをたくさん与えられているのに、自分は我慢ばかりさせられる」
「私のことを無視したあいつが許せない」

などなど......
年齢を問わず、怒りを感じたエピソードというのは共通しているところが多いですよね。

私の場合は、怒りを感じる時、まずこんな考えが浮かんできます。
「なんでこんなことになるんだ。悔しい。くそぉー!」
それが短いと数分、長い時は数日続きます。

そしてその期間が過ぎた後
「このままただ怒っているだけだったらもったいないぞ。じゃあ私には何ができる? 怒りで人生を停滞させている場合じゃないな。将来、あの時の怒りのお陰で今があると思えるような行動を何かひとつでもしてみよう」

こんなふうに考えてみると、怒りの感情は私にとって、行動を起こすための着火剤として、役立ってくれているものでもあるのです。

上記の例で考えると
「自分に合った勉強方法を他にもいくつも試してみよう」
「他の上司に相談したり、自分でももっと工夫できそうなことを探してみよう」
「ひいきされている同僚はどんな行動をしているのか観察して、こっそり真似してみよう」
「自分で好きなものを買えるようになるぞ! まずは今の仕事で結果を出して昇進するぞ」
「私を無視したあいつのことなんて気にならないくらい、私は私の人生を邁進しよう」

さてどうでしょうか。
怒りの感情も、自分のために利用できると思えば、ありがたいものにすらなりますよ。
「怒りの考えが全く変換できないー!」という方は、よかったら私たちのところへお越しくださいね。