怒りのコントロール法

日常生活の中で
仕事の中で
育児の中で
友人関係の中で

怒りを感じることってありますよね。
怒りの感情は、喜びや楽しさなどの快の感情と同様に、大切な感情であり、怒りの感情がない方はいません。

怒りがモチベーションやエネルギーにつながる場合もありますし
自分が怒っていることを他者に伝えることも、大事な自己主張のひとつですよね。
ですので、怒りの感情自体は決して悪い感情ではありません。

しかし怒りは時として問題を引き起こします。
暴言を吐いてしまい、人間関係を壊してしまったり......
怒っている雰囲気が他者に伝わり、場の空気を悪くしてしまったり......
怒りによる衝動的な行動で、大切なものを失うこともありますね。

ですので、怒りは大切な感情であるものの、怒りの感情が強い方はそれをコントロールするスキルが必要になります。
これをアンガーマネジメントと呼びます。

アンガーマネジメントの方法はいくつかありますが、そのうち最も行いやすいのが「6秒ルール」と言われるものです。
怒りの感情のピークは6秒間と言われています。
その6秒を何とかやり過ごすことができれば、自然と怒りは鎮まります。
カーっとなると、つい反射的に怒りをぶつけてしてしまいたくなりますが、その6秒間を乗り切れると、冷静な対応ができるものです。

具体的な方法としては
・深呼吸
・水を飲む
・6秒数える
・その場から離れる
・近くにあるものを観察する
・自分を励ます言葉を掛ける

などがあります。
重要なのは、いったん落ち着いて怒りを鎮める時間をつくることです。

他の方法としては
自分が怒りやすい状況を知る。
怒りの感情につながりやすい自分の捉え方のクセを知り、別の見方をできるようにする。
何に対して怒っているのか、相手が受け入れやすい方法で伝える練習をする。

などがあります。
これらはカウンセリングの中で取り組んでいくことができます。

怒りの感情は二次感情と言われており、
その前に不安、辛い、苦しいなどの一時感情があります。
それが溢れ出してしまった時に、二次感情である怒りが出現するのです。
なので、まずはあなたの一時感情に気づく必要があります。
これもカウンセリングの中で見ていくことができます。

自分で怒りのコントロールができないと思う方は、私たちのところへ来てみてくださいね。